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“景気判断下方修正”を読む

2月の月例報告で1年3ヶ月ぶりに景気判断が下方修正になる模様。

これとどう読むかですが、やはり輸出大国日本としては、サブプライムローンの影響で米国向けの輸出が減少、あるいは米国現地法人の売上減少が大きな要因です。

膨大な財政赤字を抱え、外国人投資家からは逃げられ、実体経済自体が減速していくと、イメージ的にはやはり厳しさが際立ちますが、明るい材料としては・・・

①新興国向けの輸出は好調を持続している
②米国経済が年後半には持ち直すのではないかと言う見通しが高まっている。
③アラブ系ファンドからの投資額増大の可能性

があります。


まず、②ですが、これは昨日の記事のような影響が考えられます。

①については、②との連動も一部ありますが、全体としてはデカップリングだと思いますので、原則持続するのではないかと思っています。

そして③。これはありがたいですね。欧米投資家が完全に引け気味の現状で、“日本市場に救世主現る”といった感じです。

具体的な投資額は発表していませんが、彼らもアジア市場には潜在能力と割安感が残っていると感じているのでしょう。

ということで、結論!

日本の経済はやはりアメリカ経済の持ち直しのスピードに懸かっていると言えるでしょう。

と考えると、景気刺激策の1つとして“オバマ氏が民主党の大統領候補に確定!”っていうのは良いのかもしれませんね。正確に調べてませんが、テレビの映像を見ただけでも、大統領選の経済効果は凄そうですし、ましてや、米国民にとって革新的なイメージの強いオバマ氏が大統領なんてことになれば、市場でのお金の循環も良くなって、回復のスピードが上がるなんてイメージも出来たりします。

そうすると日本も実体経済が悪化する前に、輸出企業を中心に回復!不安の払拭された欧米の投資家が日本市場に戻ってくる(これには政府による一段の努力が短期間の内に要求されますが・・・)→さらに企業が設備投資できる→景気の持続なんていう構図も描けるかも・・・・・

企業健保の保険料アップ!ガソリン価格アップ!小麦粉アップ!小麦粉関連製品アップ!と、家系的にはアップアップの状態ですが、私たちに出来ることは、まず、この機会に我が家の人生設計と家計の管理をもう一度見直すこと。それと、お仕事をがんばって、1円でも多く稼いでくることですよ。まちがっても、ギャンブル的な投資(どうも投資とギャンブルの区別がつかない投資家の方が多いようです)
はしないように。




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