ＦＰ先生のくらしの学校

おはようございます。チョット仕事で、出張しておりまして、ずいぶんサボってしまいました。

さて、先日、国土交通省が2007年の燃費の良いガソリン乗用車ベスト10を発表しました。ところで、車のカタログに燃費20ｋｍ/ℓなんていう風に書いてありますが、実際に走ってみると10ｋｍ/ℓだったりしますよね。これって、誇大広告じゃない！な～んて感じたりしますが、よく見ると「10・15モード燃費」なんて書いてあります。

そうなんです！カタログに書いてある燃費ってこのモードに沿って確認した燃費なんです。わかりやすく言うと、すごーく燃費が良いように走ると、どのくらいの燃費なのかということ。でも、実生活では、信号機があったり、渋滞があったりで、ストップアンドゴーが多いわけで、燃費が一番よくなるような走り方はできないので、当然ズレてくるわけです。

そこで、消費者として興味があるのは、実際の生活環境に近い形での燃費はどうなのかということ！

ということで、今日は2007年の国交省ランキング「普通・小型自動車区分別ベスト10」（ＭＴ除く）から、上位5車種について、「10・15モード燃費」と「実用燃費」の差を見てみましょう。

ちなみに、ここでの実用燃費はＩＲＩコマースアンドテクノロジー社が発表したものをご紹介します。

2007年のランキングベスト5の結果は以下の通りです。


順位　メーカー　　車種　　　　　　　　　　　　　　　　　　　型番　　　　　10・15モード　　実用燃費
1位 　トヨタ　  プリウス（ＨEV）　　　　　　　　 　ＮＨＷ20      35.5　     19.9
2位 　ホンダ 　シビックハイブリッド（ＨＥＶ)　　FD3            31.0　     18.3
3位　 トヨタ　  ヴィッツ　　　　　　　　　　　　 　　KSP90        24.5　     14.8
4位 　ホンダ　 フィット　　　　　　　　　　　　　 　GE6            24.0　     14.3
5位　 マツダ　 デミオ　　　　　　　　　　　　　　　DE3FS        23.0       14.6　


やっぱりかなり落ちますねぇ～。

ところで、燃費といえば「プリウス」というイメージがありますが、こう見ると2位のシビックとはびっくりするほどの差はないですね。また、3～5位に関してはほとんど団子で、マツダは実用燃費では4位のフィットより良かったりしてます。

ただ、リッター20のプリウスは、原油高騰が続く今日、やっぱり魅力的ですよねぇ～。今僕が乗ってる車の約倍ですから・・・・・

仮に年間8万円のガソリン代が掛かっているとすると、プリウスに乗り換えると年4万円余分に貯蓄できるわけです。そういえば、昔乗ってた外国産のオープンカーはリッター6くらいだったなぁ～

さてさて、ガソリンといえば、ほぼ確実に暫定税率は一時的にしろ撤廃されそうです。どうも、マスコミではパニックの方を強調していますが、政治の力が働いているんじゃないかと勘ぐってしまいます。

もちろん、ガソリンスタンドや商社にとっては少なからず打撃があるでしょうが、一般消費者をはじめ、運送やタクシーなどのサービス業へのメリットにも、もっと目を向けて良いと思います。

どうせ、一時的な撤廃は避けられないのだから、これをもっと有効に利用したり、ガソリン税の在り方について考える機会として捉えれば、決して無駄にはならないのでは？