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生命保険と生命表

さっそくですが、生命保険を検討する際、営業マンの方が熱心に説明してくれるのが、死亡時のリスクがいかに大きいかということ。

「旦那さんが亡くなったら、このままではご家族の生活が成り立たなくなりますよ」なぁ~んていう説明をされると、「確かにそうだわ。2人の子供もまだ小さいし、やってけるのかしら・・・」なんて、漠然とした不安だけが大きくなってしまいます。

でも、今の私が死んじゃう確立っていったいどのくらいなんでしょう?

そこで登場するのが、「生命表」!実は保険会社もこのデータを基に、絶対に損をしないように保険商品を作っています。

たとえば、40歳の男女を見てみると(平成18年度版)、男性は0.138%、女性は0.074%となっています。

たとえば、男女それぞれ3000人の40歳まで生きた人の内、その年に亡くなる人数は、統計学上は男性が約4人。女性が約2人となります。死亡リスクの話ばかり聞いていると、死んだ時にどうしようばかりを考えがちですが、実はそうそう死なないんです。

具体的に数字に置き換えると、漠然とした不安も幾分やわらぐのではないでしょうか。ちなみに、1%を超えてくるのは、男性で62歳、女性に至っては72歳ですから、「長生きリスク」という言葉がここ数年さまざまなメディアで取り上げられるのも頷けます。

さて、このように、生命保険は人生の途中においては利用率がとてつもなく低い商品だと言えますね。でも、万が一のことを考えるとなくてはならない商品であることも事実。

そこで言えるのは、生命保険はやはり必要最低限で良いのだということ。特に特約がいっぱい付いている方は、もう一度見直してみるほうがいいと思います。



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